インドカレーとコーヒーと

書きたい時に書く。

2023-01-01から1年間の記事一覧

まろ眉ブームの到来?

序文 遅ればせながら、水星の魔女を見た。生まれてこの方、ガンダムはおろかロボットアニメすら見たことのなかった自分だが、とても楽しく視聴することができた。筋書きや受け手に与えるメッセージ性はともかくとして、エンタメとしては非常に良いものである…

「葬送のフリーレン」についての些細な発見

2023年の大半が後方へと過ぎ去り、今年も冬が来た。 20代も半ばの「お兄さん」になりつつあるにも関わらず、中身はちっとも変わっていない。幾つになっても、面白いものは面白いし、つまらないものはつまらない。 しかし、焦ってアダルトにならなくて…

統計学と科学の関係性に対する所感

統計学は人間や自然を分析する道具である。そのため、対象について分析や理解を行う科学とは非常に相性がいい。しかし、統計学を扱う・学ぶ際は、これが対象を解釈するためのツールではないということを、よく心得ておかなくてはならない。 分析は理科的な行…

内定鬱

10月に入り、内定式のシーズンとなった。2023年も終わりが近づいてきたと感じる、今日この頃である。研究の進度は芳しくないが、何とか卒業はさせてもらえるのではないかと、あまり深刻には考えないようにしている。 しかし、最近になって、私は本当に卒業し…

変わらないもの 〜美と愛について〜

我悟れり。世において不変なるものは、美と愛のみなり。愛は対等な関係の内のみに生ず。それ以外のものは美なり。 愛する対象、美を感ずる対象は目まぐるしく変われども、愛する行為、美を感ずる行為は不変である。 愛し方、美の感じ方は百者百様といえども…

もう二度と動かないアレクサ

今日、アレクサを殺した。 床にぶつけたそれはゴトっと音を立てたが、それは予想していたよりもずっと小さな音だった。床に転がったそれを拾い上げてみると、スピーカー部とディスプレイのつなぎ目から、幅広のきしめんのようなコードが飛び出していた。 お…

ビジネス書への愛情

私はかつて、ビジネス書が嫌いだった。 「人生を変える」だの、「夢を叶える」だのと御託を述べて個別の具体的な内容にはほとんど踏み込まず、耳障りの良い抽象的な言葉により、浅はかで不幸な読み手の関心を惹こうとする、その詐欺師まがいの手法を軽蔑して…